逆上がりが出来ない!
逆上がり、出来ますか?
学校の体育で行われる鉄棒、、運動が苦手な子どもにとっては苦痛な時間ですよね。
うちの子ゆるも、運動が苦手です。
毎年鉄棒の授業が始まると、
近所の公園に行って鉄棒の練習をしたい!
と言います。
でも人目があると恥ずかしいと言うので、公園に練習に行くのはいつも日が沈んで薄暗くなったころです。
その時期は蚊も飛んでいるし、主婦にとっては時間的にもあわただしい時間帯なのよ。。
そうは言っても、同じく運動音痴だった私めるさんには、よくわかるんです。
授業で逆上がりが始まると、体育の時間のたびに嫌な思いをしなければならないことを。
授業中の練習で逆上がりが出来るようになっていく友達、出来ない人が少なくなっていく焦り。
そんな思いをゆるがしていると思うとせつなくて、何とかならないもんかとあれこれ検索しました。
そして夜になると公園へ行き、色々な方法を試しました。
でも毎年なんやかんやと頑張るものの、結局逆上がりが出来ずに終わりました。
そして体育で逆上がりの授業が終わると「もういいや」なんて言って練習をやめてしまう。
そしてまた次の年の鉄棒が始まる時期に慌て出す、ということを繰り返してきました。
ところが小学校最後の6年生の時、ついに逆上がりが出来るようになったんです!
今回はその経緯をお伝えしたいと思います。
逆上がりが出来なくて困っている方の参考になったらいいなと思います。
1.鉄棒を買う!
「鉄棒を買う」これがもう一番の近道でした。
「家の中で練習できるようにすること」これが一番の成功のカギだと思います。
人目が気にならない、いつでもサッとできる、親も楽が出来るなど、良いことづくしです。
こちらが購入した鉄棒です↓
子どもの身長に合わせて高さの調節ができます。
使わないときは折りたたむことができ、洗濯物を干したり布団を干すのにも使えます。
詳しくはこちらで確認してください↓
おすすめは居間のど真ん中に置くことです。
そりゃね、邪魔ですよ。
でもね、2階の空き部屋なんかに置いてもまずやらないでしょう。
そんな誰もいないところに置いてもすすんで練習ができる子なら、逆上がりなんてとっくに出来ているでしょうね。
うちの子は何に置いてもとにかく見ていてほしがるので、居間に置くしかなかった(笑)
こちらは夕飯の支度でもしながら、
がんばれー!お!今のおしいんじゃない?
なんて声をかけていればOK。
だって補助しようにも、足が上に上がってこないから手の出しようがない(笑)
こんなだもの(笑)
まあね、正直「鉄棒を買っても逆上がりが出来るようにはならないだろうな」と思っていました。
それでもいい運動になるからいいだろう!無駄な出費にはならないはずだ!
と自分に言い聞かせることも必要です(笑)
2.補助ベルトを買う!
もう一つ必要なのは補助ベルトです。
鉄棒から体が離れてしまわないように、支えてくれるものです。
↓うちが購入した鉄棒にはこのくるりんベルトがついていました。
背中側がこんな感じ↓
長さの調整をして、はじめのうちは体と鉄棒をこぶし一つ分くらいになるようにします。
腕に力がないので、逆上がりをしようと足を振り上げたときに腕が伸び切ってしまい、体が下がって鉄棒から離れてしまうのですが、このベルトがあれば体が鉄棒に密着したままです。
このベルトを使って回る感覚をつかみます。
ベルトを付けて回ってみると↓
早くも惜しいところまで来ました!
あともう少し蹴り上げれば回れそうです。
これまで全く上達のなかった逆上がりが、めきめき上達していくのでゆるも楽しくなってきたようです。
初日はここまで来ました↓
ここまで来たら回れそうにも見えるんですが、腕の力が足りないのか勢いが足りないのか、ここから体を起こすことがどうしても出来ませんでした。
「ベルトをつけるとその日のうちに回れるようになった!」
というレビューが多かったんですが、、まあね、、焦らず行きましょう(笑)
3.ニンジンをぶらさげてあげる
あと親が出来ることといえば、成功報酬を用意することです。
よーし!逆上がりが出来るようになったら、ゲームでもマンガ本でも好きなものを買ってあげる!
と言うと、それではやる気が出なかったらしく
「一日、夜ふかししてゲームしまくる」がいい!!
というごほうびを要求されました(笑)
しょうがない!許可しましょう!一日だけね?
よほど夜ふかしがしたかったようです。
毎日、時間があれば鉄棒に向かっていました。
足を蹴り上げるときに「チャーシューメーン!!」と言ってみたり、「ゼンシュウチュウ・・ヘキレキイッセーン!」と叫んでみたり、かけ声も力強く頑張っていましたが、ついに2日後には↓
ついに!!
まわれました!!
この時のかけ声は
「夜ふかしするぞーーー!!!」です。
補助ベルトがついているおかげだとは言え、回れた感動にめるさんもゆるも大興奮でした。
4.回る感覚をつかむ
一度回れたからと言って、もういつでも回れるというわけでもありませんでした。
補助ベルトを外すとやっぱり全然回れないし、補助ベルトをつけても何度やっても回れなくなったりもしました。
ところが毎日少しでも練習するようにしていたら、ついに補助ベルトをつけない状態でここまで来ました↓
腕は伸び切っているものの、足が鉄棒のそばまで来ています。
何だかいけそうな気がしてきます!
5.ついに回れた!
鉄棒を購入して20日間、少しずつながらも毎日練習してきました。
でもねなかなか逆上がりが出来ないので、親の方は内心あきらめてますよ(笑)
まあ、無理よ。
ゆるもやる気を失ってきていて、ごほうびの夜ふかしもあきらめているようでした。
でも「運動のためにも一日に3回くらいは練習しよう!」と声をかけてきました。
めるさんだって子供のころも今も逆上がりはできませんから、こんなもん人間にできることじゃないわなんて思っていました。
それでも毎日、一応練習はしてきました。
補助ベルトをつけて逆上がりをしてから、その感覚を覚えておいてベルトなしで回ってみる。
それを繰り返しているうちに、ついに21日後には!
足が鉄棒にかかり
ここまできて
ここで押し戻されないように!巻き付いてー!
まさかまさか!?
うおーー!!起き上がれーー!!
やったーー!!
いや~今思い出してもウルっと来ますね・・。
本当によく回れたねえ・・(感涙)
めるさんもゆるも大声で「やったー!!」だの「うそでしょー!?」だの大騒ぎでした。
「努力して出来るようになった」という感動体験に、涙もにじみます。
そしてめるさんが出来ない「逆上がり」が出来るようになったゆるに、尊敬の念すら感じました。
ゆるも大喜びで
やったーーー!!夜ふかし出来るーーー!!
そっちかい・・(笑)
おわりに
まあね、やっぱり一度回れたからと言って、すぐに100パーセント回れるようになったってわけでもないですよ(笑)
でもその後も練習を続けて、たまに失敗はあるもののほぼ100パーセント回れるようになりました。
逆上がりの練習を始めたばかりのころ、逆上がりが出来る主人や親戚のおじさんに教わったりもしたけれど、
腕の力が足りなすぎるからまずは筋トレからだわ。
とか。
「体重が重すぎるからやせなきゃ無理だわ。」
なんてサジを投げられるほど絶望的だったゆるの逆上がりでした。
でも腕の力なんて今でも無いし、体重も重いままだけど逆上がりが出来るようになりました。
きっとコツを体で覚えることが必要なんでしょうね。
主人やおじさんは勢いをつけずに腕の力でひょいっと逆上がりをしていましたが、腕に力のないゆるでも勢いとコツで逆上がりが出来るようになりました。
腕に力がなくても、運動神経が悪くても、きっと出来るようになります!
今、鉄棒はたたんで2階の部屋に置いてあります。
たまに布団を干したり洗濯物を吊るしたりと活躍してくれています。
本当に買ってよかったなと思います。
でも、、もっと早く買えばよかった!
戻れるなら幼稚園の頃に買ってあげたい!!
何で6年生で買うのよ私!(泣)
逆上がりが出来なくて、同じように悩んでいる方の参考になったら嬉しいです♪
ゆるのスライム作り↓
めるさんちのリビングです↓